そして老舗カバンメーカー「ヤマト屋」の社内視察もあり。早速、参加。
久しぶりに充実のセミナー体験だった。
ショールームの商品を見て、この素材見覚えあると思ったら、以前私も購入していた。
特殊素材ポリカーボネートである。これは、とにかく丈夫。
そしてものつくりが丁寧。下請けまでも純国産で対応しているとのこと。
ヤマト屋は明治25年創業、風呂敷からスタートし、軽くて丈夫で使いやすい
「ふくろもの」を追及し続け、高品質製品のメーカーとして、
さらなる開発、研究に取り組んでいる。
「価値作り研究室」として耐紫外線測定、塩分濃度策定、PH濃度測定、
耐水性測定、衝撃強度測定などの器械があり、これらは常にクレーム分析、
そして価値を創造するベースとなっている。
さらに縫製されたバッグの裏側のナイロン糸の断ち切り箇所をスタッフが一つ一つ
ライターで焼く工程には、驚かされた。
手慣れているとはいえ、相当な時間を要する。
高品質製品を産出するという姿勢がここからもうかがえる。
製品作りもさることながら、企業姿勢も見事だ。特に環境整備は徹底している。
“清掃の達人は仕事の達人”をモットーに、職場もトイレもピカピカ。
特にトイレは社長自ら清掃していると社長談。
製品の検針もX線検針ではなく、自ら使った縫い針は、毎日必ず元に戻す、
折れたものもすべて戻すという目視による在庫管理を徹底している。
このような姿勢、体制の下で、お客様からクレームや意見があれば、
その原因を徹底解明し、よりよいものつくりへと進化させている。
シニア、ミセス層に愛用されるカジュアルバッグを中心に、
墨田優良企業nに15年連続受賞もしている。あっぱれ!