六義園では、ライトアップされた木々の紅葉が、重なり合って、
薄暗闇の中に浮かび上がり、見事です。
染井門から直進したもみじコースの池の水面の木々の陰影は
月明かりとライトアップで、
その映し鏡の光景はどこまでも奥深さを感じさせ、
まるで幽玄の世界にひきずりこまれたような感じでした。
その鮮明な印象が忘れられず、次の日に同じコースを歩きましたが、
昨日のような水面のクリアさがありません。
どうしたことかと目をこらすと、水面には、枯れ葉が落ち、
そのため水面の陰影はぼんやりとした感じだったのです。
諸行無常。
何事も刻々と移り変わっているのですね。