「布を愛した人たちのものがたり」展を開催中です(2月末まで)。
江戸時代から何代にも渡り、青森県の山村、農村、漁村で
使われてきた“ぼろ”とよばれる衣類や布類が多数展示されて
います。
木綿の流通が稀だったころ、麻の織物を幾重にも重ね、
つぎはぎして、寒さをしのいだそうです。
それにしてもドンジャという夜具は麻布、少々の綿などを
10枚以上も重ね、小布をはいで、その重さはなんと14キロにもなる
とか。
この長めの丹前のようなドンジャに親子がくるまれて眠るのだそう
です。
さまざまな小布のつぎはぎがアート感覚で楽しくもあり、
じんわり思いが伝わってくるようです。
手に触れて、体感できるのがうれしいです。
6階には織姫の間(写真)があり、織女が機織しています。
浮世絵シアターやバーもあり、ゆっくり楽しめます。
