「怖い顔をしているお巡りさんも皆さんと同じようにうれしいんです」。
これらのことば、TVにひきつけられました。
そして「お巡りさん、かっこいい!」、と群集の呼応の声。
サッカーワールドカップ出場が決まった瞬間、
渋谷のスクランブル交差点の喚起の渦中のできごとでした。
共感を呼ぶ警官の見事な語り口、
後日談ですが「DJポリス」というトークのトレーニングの成果だとか。
脱帽です。
接客業やサービス業でも叱りですね。
「私も利用したんですが…」「私も食べたんですが…」
といった具合に自分を引き合いに出して、
仲間意識や共感を得るということは、お客様に好感を与え、そして共感、実感へと誘います。
初詣に参拝する川崎大師での誘導も見事でした。
大勢の参拝客で、なかなかすすまない行列、
マイクでの呼びかけは「急いでも急がなくてもご利益は一緒です。ゆっくりお進みください」。
あちこちからクスっという笑い声が。
行列に割り込んだお客様に対して、「美人は後回し!」と対応した店員さん、お見事です。
ちょっとした話した方、研究しがいがありますね。
ご参考にどうぞ。
自著「お客さんに信頼されるプロ店員の話し方」日本実業出版社
