道端の雨に濡れた草花が、ちょっと息を継いでいる感じがします。
プレゼントされた傘、箱を開けたときは、
傘の色合いが今一つ、なじまないような気がしました。
茶色でもなく、ワインでもなく、チョコレート色でもなく…。
メーカーはFOX。
ネットで検索しました。イングランドの老舗です。ずいぶんと高級傘です。
と思いつつ、500円のコンビニ傘をしばらく使っていました。
ある曇天の日、その傘を開いてみると、なんと味わい深い色であることか、
初日の色の感じと違うことに驚きました。
届いた日は真夏日かと思うほどの燦々と照り付ける日差し、
色合いが白っぽく見えましたが、
曇天の日は.色合いがとても落ち着いて見えました。
見る場所、光源によって色合いが違うのは、
衣類やファッショングッズでもあることです。
雨の日、曇天の日にマッチした色合いなんて、使うのが楽しくなります。
以前、免税店のクレーム対応研修を実施したときに、
奥様がご主人に依頼した化粧品が、奥様が思っていたものと違うというクレームが発生し、
品番、色番などは間違いがないのに、なぜ?と、
対応が困難だったというものでした。
それは奥様がどこで、その商品を見たか、
どんな光源で見たかによって、感じが違ってきます。
担当者がそういう状況がわかって対応していると、
解決の糸口が早く見つかるのではないでしょうか。
このことをプレゼントされた傘で、再度、実感しました。