ストレスは生活や仕事の中でのイライラ、驚き、焦り、怒り、悲しみ、苦痛など
さまざまなことで生じます。
脱出法の一例として、怒っている場合、そのテンションを早めに下げることですが、
そのとき何かをイメージすることが役立つとのこと。
話を聞きながら、これはクレーム対応後の対応者のケアにもいえることだと思いました。
よくクレーム対応者はクレーム対応後、いつまでも「理不尽だ!」という感情がつきま
とい、ふっ切れないことがあります。
自分の感情をコントロールする方法は、各人いろいろ持っているものがあると思いますが。
香山氏の話から転用すると、そのひとつはイメージ法。
「風船に嫌なことを閉じ込めて、手を放す。すると風船は目の前から消え去る、
あっ、飛んでいく、消えていく」とイメージするのだそうです。
また、パソコンが手こずっているときの強制終了、ブチッとか、
シャッターがガラガラっと降りるといったイメージ。
現場で使えそうですね。
それから実況中継法。
これ、ニュースキャスターの古館氏が話法上達法で話していましたが、
同様に自分の感情をコントロールするのにも有効のようです。
自分の感情をひとつひとつ実況中継するのは、わめくのと違って、
客観的な脳が働きます。
そのことによって激怒の感情がコントロールされ沈下することでしょう。
このようにどうぞ。
「あ、怒っています、怒っています。山田さん(私)。紙を破きました。
口がまがっています。肩が怒っています。どうして、嫌な奴!と言いました。… ……」
といった具合です。
どのくらい中継したら沈静するでしょうか。試してみなければ〜(笑い)。
でも人前では決してやりませぬよう。
クレームの初期対応に関心のある方は拙著「はじめてのクレーム対応」をご覧ください。
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