本日、夕方帰省便まで予定なし。急きょ軍艦島へ。
長崎港に着き、すぐ手配。
当日キャンセル待ち、午前便はだめで、再度午後便にチャレンジ。
港で待ちました。なんか雲行き怪しい。もしかしたらキャンセルが出るかも。
そして待てば海路の日和ありでした。
乗船後30分ほどで、端島、通称軍艦島が見え、ぐるっと一周し、上陸しました。
小雨も降り始め、足元に注意しながら、大雨にならなければいいなと思いました。
ガイドの説明を聞きながら、潮風で荒廃したコンクリートの建物をしみじみと眺めました。
島の周囲約1200メートルのうち、ほんの一部の見学施設区域を歩くことが
できましたが、120名以上の乗船客で、陸地では自由な行動は、制限されます。
建物は大正5年(1916)に日本最初の鉄筋高層アパート(7階)として完成。
今、ちょうど100年後の朽ちかけた建物を見ているのです。
地下370メートルまで開削し、海底炭鉱は1000メートル以上にも及ぶとか、
すごいですね。
小さな島に、コンクリート建物がびっしり立ち並び、学校、病院、商店、映画館、
パチンコ店、プール、共同浴場。(赤レンガの総合事務所の奥)があり、
さらに緑なき島では、日本初の屋上菜園も作ったとか。
1890年、石炭の発見から、1974年(昭和49)の閉山まで、
最盛期は5300人もの島民であふれる活気ある島だったのです。
石炭から石油、そして電気へとエネルギーの変遷の光と影の縮図を
垣間見たような気がしました。