2018年06月24日

微妙〜、で難局を乗り切る

ボランティア板橋日本語教室、上級クラスでのこと。
在籍者20人のこのクラスには、在日10年以上のベテランや
中級からやっと上がってもがいている学習者など、
理解力や習得度がまちまち。

いつも早く来て、前列中央の席に座る、在日10年以上の
ベテラン中国人女性との授業前の会話〜

日本人は優しい、話し方が優しい。それが少しわかったと。
今は自分もそれが少しできるようになったと。

…なにやら興味深いですね。

彼女曰く、
飲食店などで、見かけより量が少なかったり、小さかったりしたら
以前は「違う、おかしい、小さい」などと強い口調で文句を言っていたが、
今は、ちょっと違う言い方をすると。

「あ、これ、ちょっと違う。かわいいね」というのだそうだ。

また、「おいしいでしょう」と聞かれて、あまりおいしくないときは
すかさず否定せず、今は「微妙〜」と返すのだそうだ。

日本人はあまりストレートに反論しない、強くいわないということを
学んだようだ。
良し悪しは別として、広く理解ができるということは喜ばしい。
posted by エミング at 15:38| Comment(0) | ワク・ニコ・きらり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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