2019年03月10日

旧中仙道庚申塚あたりは種屋街道だった

郷土資料館の学芸員から、北区滝野川近辺の種屋についての興味深い話を聞いた。
よく行き来する板橋駅あたりから庚申塚通り、そして巣鴨地蔵通り(旧中仙道)に
その昔、江戸・東京野菜の種問屋や小売店が散在し、近隣に流通していたのだと。
種はひょうたんに入れ持ち帰ったなどいう話を聞くと、たちまちタイムスリップ。

この近隣地域は黒土で、根菜類に適し、なかでも練馬大根は代表的だが、
江戸明治時代、滝野川地区でも人参、ゴボウなどの栽培が盛んで、
篤農家の注力により滝野川人参、滝野川ゴボウが根付いたそう。
その後野菜の種子の流通も盛んになり、種街道と呼ばれるようになったと。

滝野川種 001.JPG 滝野川種 014.JPG

いつも通り抜けている古めかしい家、それが現存する種問屋の建物だったとは
驚き。よくよく見れば、ガラス戸には確かに種苗株式会社とある。
江戸時代の名残も感じられる。

滝野川種 007.JPG 滝野川種 009.JPG

現在、品種改良された滝野川ゴボウは群馬の農家で栽培されているとか。
以前の写真をみると、人参もゴボウも根が1メートルほどある。

最近、滝野川のエコ館では、毎月1回群馬の有機野菜を販売しているが、
秋にはそのゴボウもやってくるのだろうか。

本日、群馬県甘楽町の「平飼い、開放、緑飼多給」の庭先たまごを購入。
卵かけごはんには最高ですね。

滝野川種 005.JPG 野菜 002.JPG

この卵、道の駅甘楽の限定プリンにも使用とか。そのプリンも食べてみたいな。

posted by エミング at 15:38| Comment(0) | ワク・ニコ・きらり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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